2020.03.08 はてなブログより移行しました。

バンガードの名を冠するファンドが唯一無二の最適解に近い理由

 導入

 

投資家にとって、コストというものは避けて通れない存在です。

特に我々のような長期投資家においては、コストをどれだけ抑えられるかが将来のリターンの過多にダイレクトに効いてくる訳ですから、慎重に考えなければいけない課題であります。

 

現代に生きる我々は、先人達の努力の賜物を享受できるありがたい環境に生きています。

低コスト投資信託の普及です。

 

低コスト投資信託の礎を築いたのが、今や世界2位の運用総額を誇るバンガードを作ったジョン・ボーグル氏です。

 

今回はバンガードの歴史を紐解きながら、その優位性に迫りたいと思います。

 

 異端児として揶揄されるところから始まったジョン・ボーグルとバンガード

 

1976年、バンガードは世界で初めて個人向けインデックスファンドを設定しました。当初はインデックスファンドなんて絶対に個別株に勝てないと考えられ、「ボーグルの愚行」とまで言われました。

 

ボーグルはそんな世論を意に介さず、インデックス運用の有用性を説き続けました。

その実績見て多くの人が、「もはや長期運用で個別株を用いてインデックスに勝つのは不可能」と考えるようになり、今ではアメリカ株式投信の20%以上がインデックスファンドで運用されるまでに認知を広げることになりました。

 

ブルームバーグでは、2020年にはバンガードは現在首位のブラックロックを抜いて世界1位になり、2023年には運用資産総額が10兆ドルを超えるのではないかという予想がされるほどになりました。

 

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-12-05/P0GUGO6KLVR401

 

※2019年12月末時点の運用総資産額はブラックロックが7.43兆ドル(約807兆円)、バンガードが5.60兆ドル(約608兆円)となっています。

 

 バンガードにはオーナーがいない

 

創設者のジョン・ボーグルはバンガードという会社のオーナー権限を、バンガードが運用するファンドそれぞれに付与しました。

これは個人投資家にとってとてつもなく革命的な方法でした。

 

世の中に数多く存在するバンガード以外の証券会社は全て「オーナーと投資家」の構図で成り立っています。

オーナーが存在する以上、その証券会社が得た利益の最も大きな部分は必ずオーナーの懐に入るようになっています。

ここで言う利益とはファンドを運用するコストを支払ったあとに残る利益です。コストとはもちろん、その証券会社で働く人達の給料や会社が立っている場所の土地代などです。

つまり、バンガード以外の証券会社は「オーナーが儲かるために設立された会社」であり、我々のような投資家の利益は二の次に考えられているのです。

こうした証券会社に対して我々が払っている費用は、その内訳を見れば「ファンドの運用費」と「オーナーの利益のための費用」で構成されており、単純にファンドに投資するだけなら本来払う必要のないコストまで背負ってしまっているというわけなのです。

 

しかし、この運用形態は何も悪いことではありませんし、このやり方を批判するようなことはそもそもナンセンスです。

あなたがTシャツを買った場合、そのTシャツの料金の内訳は「デザイン性・製造費・運送費など」の他に「Tシャツの製造会社のオーナーの利益のための費用」があることは明白です。

バンガード以外の証券会社の運用方法と同じですね。

 

オーナーがいないことで運用管理費を安く抑えることができるのが、投資対象としてバンガードを選ぶ絶対的な理由となるのです。

 

アメリカでの業界平均の信託報酬料は0.62%となっていますが、バンガードのインデックスファンドの信託報酬料は0.12%と業界平均を遥かに下回る水準となっています。

総合的な経費率は業界平均が1.01%、バンガード0.80%となり、こうしたコストの差が長期的な目で見た場合に大きな違いを生み出し、結果的に運用成績も良いということになるのです。

 

 シェアクラス -お金がお金を呼ぶ仕組み-

 

バンガードだけの取り組みではないのですが、アメリカの大手証券会社では投資家のコスト削減のために開設されたシェアクラスという枠組みがあります。

 

 シェアクラス

同じ投資信託を各投資家の投資額(もしくはETFであるかどうか)によって、運用管理費が異なる複数のクラスに分けたもの。最低投資資金が多く必要であればあるほど、その運用管理費が低くなる。

 

実際にバンガードが扱っているS&P500連動インデックスのシェアクラスをまとめてみました。

 

 

お金はお金のあるところに集まってくるとよく言いますが、それを体現したのがこのシェアクラスという仕組みなのです。

 

 まとめ

 

バンガードがコストの面において、他の追随を許さない圧倒的な強さを誇っていることが分かりました。

長期投資家である我々は0.1%であろうと0.01%であろうと、常にコストの抑えられたインデックス投資を行う必要があります。

毎月の積立日に0.1%高い費用を払っていたら、30年後にはとんでもない大金になってしまいます。

 

投資信託はシンプルにバンガード。これを合言葉に安心して眠れるポートフォリオを構築し、来る未来に備えましょう。

 

 

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