2020.03.08 はてなブログより移行しました。

株価下落はタイムマシーンに乗ったようなもの

 導入

 

短期的な市場変動において「絶対」というものは存在しません。
明日の株価が上がるか下がるかは誰にも分かりませんし、その変動を予測できる人がいるという話すら聞いたことがないはずです。

しかし、長期的な投資においては別です。
特にアメリカ市場におけるインデックス投資であれば、下落からの回復に5年かかるか10年かかるか分かりませんが、「待っていれば必ず回復する」のです。

この事実を理解し回復市場までの期間を我慢する忍耐力を手に入れれば、長期投資を行っている全ての人が利益を手に出来ることを歴史が物語っています。

下落相場が永遠に続かないことを理解できれば、あなたはもうタイムマシーンのハンドルを握ったのと同じです。
(タイムマシーンにハンドルがあるかは疑問ですが。)

基本的には長期投資というものは市場の永久成長を見込んで行うものです。
しかし、災害や病気の蔓延など様々な要因によって、その成長が一旦止まるもしくは衰退することもあって当然です。
この期間は一時的に株価が落ち込むことになります。

ここでよく考えなくてはなりません。
あなたは次のAさんとBさんのどちらのように考えるでしょう?

A「ずっと成長すると思ってた市場が下落した!!もうおしまいだ!投資なんてやめてやる!」

B「上昇相場が続いていたし、この下落は平均回帰として当然だ。こうした下落ありきの長期リターンでプラスを見込んでいるのだから気にすることはない」

もちろんBさんですね。
我々長期投資家は米国株式市場がいずれまた右肩上がりの曲線を描くことを理解しています。

そしてさらにCさんのように考えることもできるのではないでしょうか。

C「この下落した株価……20XX年と同じだな。ということは、今ある余剰資金で購入すれば20XX年に投資できたのと同じこと……!今が20YY年だから、結果的にZZ年の時間を遡ったのと同じじゃないか!!」

米国市場はいずれまた上昇します。
その上昇前に資金を蓄えて投資することができれば、タイムマシーンで過去に戻って投資したのと同じことになります。

とは言っても、やはり下落が続くのは気が滅入るものです。
確実な出口が見えませんから。

そこで今回は、アメリカ市場の歴史から、下落は必ず回復し下落時に投資できることは後に大きな利益を生むという事実が繰り返されて来たことを一緒に学んでいきましょう。

 

 アメリカ市場の歴史

 

アメリカ市場が長きに渡り、継続的な成長を遂げてきたことを結論付けるグラフを紹介します。

 

 

これはダウ・ジョーンズ工業株価平均(DJIA)というグループの株式推移を表しています。

DJIAはアメリカを代表する企業30社で構成されており、しばしば古くからのアメリカ株式市場全体の推移を表す指標として用いられてきました。

本来ならばS&P500や米国株式全体の推移グラフ(CRSPやVTSAX)を使うべきであるかもしれません。

確かにS&P500や米国株式全体の推移グラフはDJIAより網羅的です。S&P500はアメリカ上位500社、VTSAXはアメリカ3700社の株式データが詰まった最高のツールであることは間違いありません。

しかし、歴史的に最も長くデータが残っているのがDJIAであるのです。

 

賢いみなさんは、このグラフを見て次のようなことに気づくのではないでしょうか。

・基本的に右肩上がりを描くが、その道は平坦ではない。

・稀にとてつもない暴落や長きに渡る下落相場が続くが、そのどれもが必ずそれを乗り越えて、さらに株価を上昇させている。

なぜこのようなことが起こるのかを見ていきましょう。

 

 市場は常に動き続ける

 

DJIAの30銘柄ですが、DJIA指標が登場してから現在まで生き残っている企業は何社あるでしょう?

答えは1社です。ゼネラル・エレクトリックという世界最大の電機メーカーだけです。

当初DJIAを構成していた他の企業は、倒産してなくなってしまったり、合併などで社名が変わったりしています。

市場は常に動き続けていて、この変化が株式市場を永久成長足らしめている要因の一つであるのです。

上位30社に入れなかった企業は消えていき、代わりに新しい企業が参入してくるのです。

この変化はDJIAだけのものではありません。S&P500や米国株式全体にも同じことが言えます。

では、そうした企業の入れ替わりはどうして起こり得るのか。

それは、市場が競争社会だからです。

会社が株式(株券)を発行してそれに値段をつけるということは、「その値段分のお金をいただく代わりに、新鋭的な商品を展開し、あなたの生活を豊かにします」という企業側の選手宣誓な訳です。

世の中の多くの会社がその宣誓のもと、成果を残した企業は評価され、できなかった企業は淘汰され……そんな厳しい環境を繰り返す中で、市場というものは常に上へ上へと成長していくのです。

 

 まとめ

 

市場にある企業は常に入れ替わりが起こるので、短期的あるいは個別的に投資をしていると、衰退のタイミングでどうしても損失を負ってしまうことが歴史から証明されました。

同時に、長期的な投資において、市場の入れ替わりの波に出会うことはあっても、市場全体に投資をしている以上は必ずいつか回復することも分かりました。

その波がいつ回復するかは不明である以上、軽いことは言えませんが「回復を信じて下落時に投資する」ことはタイムマシーンで過去に戻って投資できるのと同じくらいの効果があることは間違いありません。

 

株式市場がタイムマシーンになり得るなら、次はどこでもドアになり得る何かを探しに出掛けてみるとしましょうか。

 

 

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