導入
日本人は「限定もの」に弱い民族とされています。
季節ものの期間限定商品や1日限定セールなど、限定という言葉に心躍らされてしまい、不必要な出費を重ねてしまいがちです。
楽天経済圏にどっぷり浸かってポイントで投資をしている私が言えた義理では無いかもしれませんが……。
そんな日本人の多くは、「限定時にうまく買い物ができた自分は賢い」と思い込んでいるようです。
長期投資を実践されているみなさんは、節制することこそが最もお得であるという事実など百も承知だとは思いますが、この機会に改めて私と一緒に自分を戒めてみませんか?
「無料であげます!」は全部無視
「無料」という言葉に弱い日本人。
それが本当に無料の商品なら構いません。
しかし大抵の場合、その裏には良くない兆しがうごめいています。
例えば、スマートフォンの契約期間が満了する時にその契約会社から「無料プラン」を案内する電話やメールが送られてくることがあります。
再契約すれば機種代が実質ゼロ円だとか、最初の3ヶ月だけ実質無料だとか。
こうしたプランを提供してくる人たちはいわば「うまい話のプロ」ですし、なによりそれが仕事ですから、あの手この手であなたを「実質ゼロ円」の闇に誘い込もうとする訳です。
そして大抵の人は
・無料っぽいしなんかいいんじゃね?
・てかそもそも考えんのダルいし、それでいいっしょ!
といった短絡的な思考のもと、甘い罠にかかってしまいます。
その再契約のプランには「解約できない2年契約」が付帯しているとも知らずに。
こうした小さな歪が重なって気づけば大きな出費になっていて、身動きが取れない状況に陥ってしまうのです。
そして、世の中にはまさにこうした人を狙い撃ちする肉食動物が溢れています。
誰でも騙される可能性がある
愚かな人はもちろん標的になりますが、賢い人でも標的になります。
ここで言う賢い人というのは、「自分は賢く、騙されるなんてことはありえない」と思っている人のことを指します。
あえて言わせてもらいましょう。むしろ、そうした自尊心の高い人ほど、格好のターゲットになってしまうのです。
得意分野でこそ慎重になれ
あなたは、自分の得意な分野に関しては絶対に引っかからないと思い込んでいませんか?
自分の得意分野では、安心して敵と戦えると安堵してしまいます。
私で言えばジャニーズでしょうか。
初対面でジャニーズの話なんて振られた日には、もうその人のことを敵だと思うことはないでしょう。
詐欺師は標的を探す時に、最もリアクションの良い人を探すと言われています。これは歴史も証明しています。
バーナード・マドフの被害者はその大半が金融業界の人間でした。
バーナード・マドフはアメリカ合衆国の実業家、元NASDAQ会長。史上最大級の巨額詐欺事件の犯人として知られる。
本当の意味で賢い人は、自分の知りうる分野のどこが浅いのかを理解しています。無知の知です。
なので、とても慎重になることができるのです。
与えられた情報より自分で掴みに行く情報
導入でスマートフォンの実質無料の例え話を出しました。
このブログを読んでいる方の大半はこのように思ったのではないでしょうか。
「そもそも2年縛りのある会社なんて契約せずに、フリーsimを使えばもっと良いのに」
スマホ提供会社から受動的に得た実質無料というのが「与えられた情報」。
節制を促進させるために自分で調べて辿り着いたフリーsimというのが「自分で掴みに行く情報」。
世界では常に、怠けている弱者が能動的な強者に食い物にされる構図が成り立っています。
自分は決して賢くない。だから情報を自分で得ようとしないと埋もれていってしまう。
そんな感覚を常に持ち続け、つまらない妄言を吐く敵から身を守る術を身に着けなければなりません。
まとめ
私は、他人からの評価などを考える前にとにかく「自分は馬鹿だ」と常々思うべきであるし、それを口に出して伝えるべきと考えています。
そうでもしないと愚かな我々は、すぐに調子に乗り、学ぶ事をやめてしまいます。
自分の驕りに騙されずに「世の中は自分の知らないことで溢れている」と常に考えるべきです。
間違っても自分のことを賢いなどと思ってはいけません。
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